なぜ逃げられたか、わたしなりの推理

その男は、ユッティ似の180cmくらいの男性でした。

「かおる」と名乗っていましたが、おそらく偽名でしょう。

話したときから相づちが素っ気ないなぁとは思ってはいたのですが・・・・。

彼が歌い終わったあとは、「歌がうまいね！」と褒めたんですよ。

けれど、わたしが褒めても向こうはわたしを褒めてくることがなかったため、だんだんこの人といてもつまんないなと思うようになりました。

まぁ、カラオケが終わったら帰ろうかなくらいに思っていました。

そして、彼の飲み物を見たらもう少しで無くなりそうだったのでわたしの分も合わせて「入れて来ようか？」と彼に聞きました。

そしたら、彼は「あぁ、おねがい」と言いました。

そして、わたしがコップを持って立ち上がったときです。

彼が「飲み物って上の階だっけ？」と聞いてきたので、「そうだよ」と答えました。

そして、出ようとしたら「あ、あのさー」と呼び止められたので「え？なに？」と言って彼の方を振り返りました。

けど、すぐに彼は「なんでもない」と言ってごまかしました。

これが、彼と最後に交わした言葉です。

階段を登ってる最中、「彼の方が年下なのになんであんなに上から目線なんだろう」と思いました。

「ふつう、飲み物を取りに行ってあげるってなったら『ありがとう』って言うよなぁ」

そう思いながら、飲み物を入れて階段を下りて部屋に戻ったら中はもぬけの殻でした。

最初、トイレにでも行ったのかと思って待ってみたのですが戻ってきません。

スマホを取り出し、試しにブロックされてないか確認したら、案の定ブロックされてました。

ってか、途中で逃げられるなんて初めてだったのでかなりびっくりしました。

わたしもソッコー帰ることにしたのですが、そのときに払ったのが二人分の料金970円です。

そして、怒り狂ったまま、カラオケ店を去りました。

なぜ逃げられたか、わたしなりの推理

それではなぜ、わたしはこんな目に遭ってしまったのでしょうか。

これは、わたしのお得意な会話でのやりとりで読み解くしかないのです。

彼と話したのはこんな感じです。

「ってか、写真のときと印象が違うね」

「え？どう違う？」

「もっと隠キャかと思った」

「俺、隠キャだよ」

ここでわたしが笑ったあと、部屋に入りました。

「ってか、隠キャ嫌い？」

「え、むしろ隠キャの方がいい」

「え、なんで？」

「え、だって隠キャの人って変わってる人多いじゃん。わたし、変わってる人の方が良いから」

「隠キャって変わってるか？」

「あと、わたし馴れ馴れしい人って嫌いなんだよね」

「え？俺、馴れ馴れしいよ」

「えー見えなーい！さっきだって相づちが素っ気なかったし。わたしのこと興味ないって思ったよ」

「馴れ馴れしいってどんなのが嫌なの？」

「なんか、急に手をつなごうとする人とか無理」

という感じの会話をしたあとに歌い始めました。

• 彼は隠キャだから素っ気ない態度
• けど「俺、馴れ馴れしいよ」と矛盾したことを言っている
• わたしのガードが固いと彼が分かる

ということは、つまり・・・。

彼には下心があったと推測します。

それで、わたしが「馴れ馴れしい人が嫌い」とか言ったんで、口説いても落とせないと判断したのでしょう。

つまり、彼はヤリモクだったのでしょうね。

それで、つまらない女と思い、これ以上いっしょにいても無駄だと思ったので逃げたってところでしょう。

というわけで、わたしが推理すると彼がただのクズだったということになりました。

わたしなりのポジティブシンキング

本当は、彼に復讐したいって思うくらいハラワタが煮えくり返ってました。

というのも、勝手にブロックされるのは構わないのですがわたしがお金を払ったってことが非常にムカつくのです。

けど、いら立ってても仕方がないのでポジティブに思考を変えてみることにしました。

まぁ、ムダなお金と時間はかかったけど、わたしが無事で済んだので良かったなと思いました。

最後に・・・

如何でしたでしょうか。

まぁ、世の中にはこんな男がいるんですよ、みなさん。

もし、ユッティ似の「かおる」って人に出会ったのなら・・・

最後までお読みいただきありがとうございました。

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