どうしてヨーロッパの言語には名詞に性が付いてるの?
ある昼下がり、私は本屋に立ち寄ってドイツ語入門の本を立ち読みしていました。
不定冠詞というのがあり英語で言うところのaやanなのですがドイツ語の冠詞はein,eine,einenと中性名詞、女性名詞、男性名詞に寄って違いました。
また定冠詞があり、英語ではtheとなりますがドイツ語だとdas,die,derと中性名詞、女性名詞、男性名詞に寄って変わりました。
更に読み進めていくと、英語ではgoodと言う言葉ですがドイツ語だと不定冠詞か定冠詞、名詞の性別、格変化(〜が、〜の、〜に、〜を)に寄って全て変わるため
- 1格(〜が)
- 2格(〜の)
- 3格(〜に)
- 4格(〜を)
m(男性)、f(女性)、n(中性)、pl(複数)
Wein(ワイン)、Milch(牛乳)、Bier(ビール)、Leute(人々)
途中から
やってられっか!
と思って本を閉じました。
そもそも何故、名詞に性があるのか
同じような質問をヤッフー知恵袋でしており、そこで素晴らしい回答を見つけたのでご紹介します。
おおもとの言語とはインド・ヨーロッパ祖語(印欧祖語)のことです。
インド・ヨーロッパ祖語(印欧祖語)とは、今から 5000~6000 年前にユーラシア大陸の黒海付近でインド=ヨーロッパ語族が使っていた言語でインド=ヨーロッパ語族とはユーラシアから西アジア、南アジアに広く分布する語族のことです。
じゃぁ、何故インド・ヨーロッパ祖語(印欧祖語)の名詞には性があるのか
下記、リンクの参照になってしまうのですが・・・
インド=ヨーロッパ祖語において、名詞は男性/女性/中性の3つのカテゴリーに分類されていたと推定されているんだ。この3つのカテゴリーのうち、男性/女性は雌雄のある生物を示す名詞に用いられ、無生物名詞は中性のカテゴリーに登録されていたと考えられている。
しかし、これだと何故3つのカテゴリーに分類したのかが分かりません・・・
最後に・・・
如何でしたでしょうか。インド=ヨーロッパ祖語に文法性(名詞にある性カテゴリー)があることを知りましたが何故文法性を作ったのかまでは分かりませんでした。
また、新たな情報が入り次第、お伝えしたいと思います。
とりあえず日本などアジアの国には文法性がないのでホッとしてます
最後までお読み頂きありがとうございました。
色々と調べていった結果、何故インド=ヨーロッパ語族は言語に文法性を取り入れたのかということが分かりました。
この文法性ですが、元々は「生物」「非生物」で分けられており、生物カテゴリーのものがさらに2つに分かれ(男性と女性)、非生物カテゴリーは中性となったようです。
詳しくは、こちらのリンクを参照Grammatical gender
そして文法上の性別は、基本的に世界すべてのものを「男・女・子」の三つに見分けて捉え、「子」と言って、男の子か、女の子、やはりどちらかの中から一つ、もしくは、「物」なら、性がない(男女どちらでもない)中性としています。
恐らく、先祖達は焚き火の夜、一緒になってすることが無くて、それぞれの名詞の「性」を決めたのでしょう。
専門家ではないので確実ではないですが、つまり暇を持て余した祖先達の
遊びとはまで言いませんが
恐らくそれが理由でしょう。