「和を以て貴しとなす」聖徳太子が伝えたかった本当の意味とは?
こちらの記事では、「和を以て貴しとなす」の本当の意味についてご紹介しています。
「和を以て貴しとなす」とは、十七条の憲法の冒頭に書かれている有名な言葉です。
だけど、元々はこれって紀元前5世紀頃の人物孔子が書いた論語の中にある言葉なんですよ。
聖徳太子がさらっとパクったんですね
しかも、孔子は聖徳太子が生まれる1000年前の人です。
わたしたちの時代で1000年前と言ったらちょうど平安時代くらいです。
何がすごいって聖徳太子はその1000年前のしかも中国語の原文を読めていたということになるんです。
上海大学の大学生でも読めない古文を聖徳太子は読めたのです
わたしたちに源氏物語や枕草子の原文が読めますか?
というわけで、話はそれましたが、「和を以て貴しとなす」の本当の意味を知った上で、どうすればいいかわたしの意見を書いてみました。
もし興味があれば、最後まで読んでくれると嬉しいです。
「和を以て貴しとなす」の本当の意味とは
「わをもってとうとしとなす」と言ったり「わをもってたったしとなす」と言ったりするそうです。
わたしの場合は、「とうとし」で教わりましたが・・・
「和を以て貴しとなす」には、このような意味が込められています。
1. 争わずして、みんなと仲良くすること
2. しっかり議論すること
おそらく、1の意味だけで捉えている人が多いため「迎合する」とか「強調する」みたいに感じているかと思います。
けど、違います。
人に合わせるだけでなく、自分の意見もきちんと言おうね〜という意味も込められているのです。
だから、一緒にいて「それって正しくないんじゃない?」と思ったら意見を言うのも必要なのです。
ここで、ある男性の話をします。
その人はお酒が飲めない方で、友達と遊ぶときは自分だけウーロン茶を飲んでいたという話をしていました。
そのときは、「お酒が飲めないんだからやっぱそうなるよね〜」くらいにしか思っていませんでした。
ですが、あくる日、彼はわたしに電話をしてきたかと思うと開口一番「お酒を飲んだ」と言ったのです。
「え!?なんでお酒を飲んだの!?」と聞くと彼は「友達に無理やり飲まされた」と言いました。
「なんでお酒が飲めないのに断らなかったのよ!?」
「だって、友達が飲めっていうから・・・」
「でも、お酒飲んだら体調悪くなるって言ってたじゃん!つらくないの?」
「つらい・・・気持ち悪い・・・」
「じゃぁ、なんで・・・・?」
「だって、友達って大事じゃん」
は?
「友達大事って。それで自分を犠牲にするの?自分のことをもっと大切にしなきゃダメだよ」
「でも、ノリ悪いって思われたくないし」
ダメだこりゃ
というわけで、彼は友達のために飲めない酒を飲んで、ずーっと吐き気と気持ち悪さに苦しんだわけです。
もうバカとしか思えないんですけど、やっぱ人間は誰しもみんな優しいから相手に合わせてしまうのかなと思いました。
そう、結局は彼も友達思いの優しい子だったんですよ
けど、自分が体調悪くなってるのに果たして友達はそれで喜ぶのかね?と思うわけです。
わたしだったらイヤですよ。
自分の友達がお酒も飲めないのにわたしのために無理して飲んでいたら・・・。
なんで、言ってくれなかったの?となります。
そういえば、彼は「ノリが悪いのがイヤだ」と言ってましたね。
そもそも、女性同士であまり「ノリが悪い」とは聞かないですよね。
女性でノリが悪いと使うときは「ファンデのノリが悪い」と言うことくらいですかね。
つまり、何が言いたいかと言うとこんなのちっとも「和を以て貴し」じゃないし!!
ときには、自分の意見をきちんと言って自分を大切にすることも必要だとわたしは思います。
みなさんは、どうでしょうか。
最後に・・・
如何でしたでしょうか。
ただ、人に「そうだね〜」と合わせるだけが良いことではないと思います。
ときには、自分の意見を言うこと、そして相手の意見も聞いてうまいことまとまれば本当の意味での「和を以て貴し」になるのです。
友達付き合い、人間関係は大変かもしれませんが、そもそも自分の意見を言って仲がこじれる関係だったらそもそもそんな繋がりいらなくないですか?
「そんなキレイゴト言うなよ!」と言われたら終わりですが・・・・。
けど、それができてこそ、「本当の賢さ」だとわたしは思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。